セルフジェルネイルを始める際、ネイルサロンで使われているような置型のライトのほうが良いという意見や、化粧ポーチにも入り、手軽にどこでも使えるペン型ライトのほうが便利などいろんな意見を目にしますが、実際のところはどうなのか?それぞれの特徴をふまえて解説します。
置型ライトの特徴は?
・5本の指を一度に照射できる
・ペン型よりもパワーが強い
・電源コードが必要(バッテリー内蔵のものは除く)
・置き場所のスペースが必要
置型ライトの利点はなんと言ってもジェルの硬化にかかる時間の短さです。ハンディに比べてパワーがあるのでジェルの硬化にかかる時間が短縮されるうえ、片手を同時に硬化できるのでその分時短でジェルネイルができます。
セルフジェルネイルの慣れるとペン型に比べて圧倒的に早くジェルネイルができますが、慣れないうちは硬化していないジェルをどこかにぶつけたりすることもあるので、2本ずつくらいで硬化するといいですよ。ある程度慣れてくれば5本一気に硬化してしまいましょう。
ペン型よりもパワーが強いので、比較的ジェルの効果時間も短くなります。ただし、24w(ワット)以上のプロ使用のものはセルフジェルネイルにはおすすめできません。
ジェルネイルは硬化するときに熱を発生させる性質があり、パワーが強すぎると硬化熱が高くなりがちです。とくに初心者はジェルを薄く均一に塗ることが難しく、ジェルを厚く塗ってしまいがちです。厚塗りしているとより硬化熱が高く発生するので、パワーが強すぎるものは避けたほうがいいでしょう。
自宅の決まったスペースだけでジェルネイルをする方にはあまり影響ないかもしれませんが、殆どの置型ライトはコード式なので電源が必要。また、当たり前の話ですがライトを置く作業スペースと仕舞うスペース必要です。
パワーの強いライトはライトが大きいものになるので、その点でもセルフには不向きだったりします。買うときは気にならない大きさでもいざ使ってみるとライトの出し入れが面倒くさかったり、思ったよりも作業スペースを圧迫してしまいます。
一定以上のパワーがあれば硬化時間にそこまで大きな差は出ないので、6W~16Wくらいの置型ライトがセルフ向きです。
ペン型ライトの特徴は?
・1本〜2本の指ごとに照射が必要
・電池が必要(バッテリー内蔵のものは除く)
・化粧ポーチにも入るので携帯でき、場所を選ばない
ペン型ライトの利点は場所を選ばない携帯性の良さ。ほとんどのものが電池式で好きな場所ででき、化粧ポーチにも入るような大きさなので旅行先などでもジェルネイルをすることができます。旅行先でジェルネイル?と思われるかもしれませんが、1〜2本が欠けたり浮いたりしたときのお直しができて便利です。
1〜2本ずつしか照射できないので、セルフジェルネイルに慣れてくると面倒臭くなりますが、逆に1本だけパーツを付けたくてジェルを仮効果するときなどにも便利です。また、ジェルネイルを一気にすべて行うのではなく、スキマ時間に1本ずつ仕上げていくという方には向いています。
ジェルネイルキットで買うならどっちのライトが良い?
結論から言うと、ある程度コンパクトな置型ライトがおすすめです。ペン型ライトで始めると、セルフジェルネイルに慣れるにつれて不便を感じてやっぱり置型ライトにしておけば良かったと感じる方がほとんどです。とはいえ、プロスペックのライトはセルフで使うにはパワーが強すぎたり、置き場所がかさんだりするので、将来プロのネイリストになりたいという方以外は不便な点も。6W~16W化粧台の引き出しに入るくらいのサイズの置型ライトが使い勝手が良くておすすめです。
ペン型ライトは持っているとお直し用などに便利ですのでメインは置型ライト、サブでペン型ライトと使い分けるとより便利ですので、まずは置型ライトで始めて、ペン型が欲しいなと感じるようでしたら追加で購入するのがおすすめです。