「サロンに通うのは面倒」「マニキュアでは満足できない」「もっと可愛いネイルに挑戦したい」など、色んなきっかけからセルフジェルネイルに興味を持たれる方も多いのでは?今回は、ネイルスタイリストのYUMI.Sが、ジェルネイルの基礎知識から、基本のやり方、ジェルネイルキットを購入するときの比較ポイントを詳しく解説します。これからセルフジェルネイルを始める方は、ぜひジェルネイルキット選びの参考にしてみてくださいね♡
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そもそもジェルネイルって何?特徴は?

ジェルネイルとは、ジェルをジェルネイル専用のLED・UVライトに当てて化学反応を起こし、硬化させることで仕上げるネイルのことです。ネイルサロンはもちろんですが、最近ではセルフ向けのジェルネイルキットが様々なメーカーより販売されており、自宅でも簡単にできるようになりました。そのため、セルフでジェルネイルをする方が年々増えています。
マニキュアとジェルネイルはどう違うの?
マニキュアは塗料、ジェルネイルは樹脂(UV・LEDレジン)でできています。そのためジェルネイルのほうが厚みが出やすく、ぷっくり艷やかに仕上がります。また、ジェルネイル用ライトを使った短時間の硬化が可能なため、マニキュアよりも時短が可能です。
その他にも、ジェルネイルがマニキュアに比べ、セルフネイラーの支持を受けている大きな理由が以下になります。
- 高品質なトップコートでも敵わない、ジェルネイルならではの「うるツヤ」ネイルに
- 乾かす時間が不要、ライトに当てればすぐ硬化で時短効果あり
- 2-3日で取れるマニキュアとは違い、セルフでも2週間以上のもちが可能
- マニキュアよりもアレンジしやすく、いろんなネイルアートが自由自在
ツヤや仕上がりの良さ、キレイが続くもちの良さがマニキュアとの大きな違いです。またアレンジの幅にも大きな違いがあります。
サロンとセルフはどっちがおすすめ?
ネイルサロンの良い点は、やはりプロにやってもらうので、失敗が少なく難しいアートもお願いできる点です。また多くのネイルサロンがサンディング(爪を削る)して施術するので、もちがよく約3週間はとれないことが一般的です。
ただしセルフネイルに比べると費用が高く予約の手間や移動が面倒です。またサンディング(爪を削る)の影響で爪が薄くなってします可能性があります。
それに比べセルフネイルは、好きな時間、好きな場所で、好きなデザインができるというメリットがあります。費用(ランニングコスト)もネイルサロンに比べると1/5程度におさえられます。慣れるまで数回の練習は必要ですが、それ以降は自分の好きなデザインにどんどん挑戦できます。
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セルフジェルネイルの基本的なやり方は?

ジェルネイルには「ソフト(ソークオフ)ジェル」と「ハードジェル」があります。ハードジェルは取り扱いが難しく、現在の主流は、セルフでもサロンでもソフトジェルになっています。ソフトジェルは柔軟性があり、爪にフィットしやすく、軽いつけ心地のなので、仕上がりがとても自然です。
またオフの際に、専用の溶剤を使えば簡単に落とすことができるので、手軽で初心者でも扱いやすいのが特徴です。セルフジェルネイルをはじめるならソフトジェルが「断然おすすめ」です。ではさっそくソフトジェルを使ったジェルネイルのやり方をチェックしていきましょう。
下準備(プレパレーション)の正しいやり方は?

1. 必ず最初に手を消毒しましょう
まずは、ハンドソープで手を洗い、消毒剤を含ませたコットンで手の甲・手の平・指先・爪の消毒を行います。
ジェルネイルはマニキュアと違い2週間以上もちます。そのため、雑菌を処理せずにジェルネイルをすると、爪の隙間に残った細菌の影響で、グリーンネイルなどの爪トラブルの原因になリます。また汚れを取ることで持ちがよくなる効果があります。面倒くさがらずに必ず消毒をしてください。
2. 爪を整えると塗りやすくなる、仕上りもキレイ
用意したエメリーボードを使って爪の長さと形を整えます。コツはエメリーボードを一定方向に動かして削ることです。(往復がけはNG)一定方向に動かすことで、削りすぎを防止したり、二枚爪の予防になります。
爪を整えずにジェルネイルをしてしまうと、爪先のギザギザやガタガタにジェルがしっかり密着せず、剥がれる原因になります。また、爪の形が整っていたほうが仕上がりもキレイ見えます。
3. 甘皮を処理すると、ジェルネイルが長持ちします
次に、コットンを巻いたウッドスティック(バトネといいます)を使い甘皮のプッシュアップ(押しあげる)とルーススキン(甘皮の下から生えてくる薄い表皮)の除去をします。
ステンレスやストーンのプッシャーで代用しても構いませんが、爪の根元を傷つけたりする恐れがあるので、初心者の方はコットンを巻いたウッドスティックがおすすめです。ニッパーで甘皮を切るのもプロの技術がないと危険ですので、セルフで楽しむ分には不要です。
甘皮は油分を含むため、ジェルネイルを弾いてしまい、リフト(ジェルが爪から浮く)の原因になります。甘皮をきちんと除去することでジェルネイルを長持ちさせることができます。
4. 汚れのふき取りも、もちに影響を与えます
最後に、消毒剤をコットンに含ませて、爪の油分や水分、ダスト、汚れを丁寧に拭き取ります。甘皮と同様、油分や水分が付着したままジェルネイルをすると、リフト(ジェルが爪から浮く)の原因になります。長持くジェルネイルを楽しむためにも、必ずキレイに拭き取りましょう。
ベースジェルの正しい塗り方は?

ブラシにベースジェルを適量取り、まずは爪の中央にのせます。皮膚や甘皮につかないよう注意しながら、全体にのばします。ムラなくキレイに塗るコツは、なるべく爪と平行にブラシをのせて、圧力がかからないよう(ブラシの先が広がらない力加減が目安)優しく引っ張るように塗ることです。
先端から剥がれないように、爪のエッジ(断面)の部分も忘れず塗っておきましょう。爪からはみ出して肌についていると剥がれる原因となり、アレルギーの危険性も上がりますので、初心者は爪のギリギリまで攻めなくてOK。はみ出ないことを優先して塗りましょう。
ベースは1度塗りで大丈夫です。ベースジェルが塗れたらネイルライトを照射して硬化します。ベースジェルは、上から塗るカラージェルとの密着を高めるために、完全硬化しない(表面がべた付く)仕様になっています。ネイルライトを当てた後でも少しベタベタしていますが、この状態でOKです。
カラージェルの正しい塗り方は?

続いてカラージェルを塗っていきます。塗り方のコツはベース同様、爪の中央からのせて、はみ出さないよう気をつけながら、爪のエッジ(断面)まで忘れずに塗り、ネイルライトで硬化します。
カラージェルは基本的に1~2度塗りですが、発色が弱い場合は3度塗り、4度塗りと重ね塗りをしましょう。1度で発色させようと、無理に厚塗りをすると、内側のジェルが半熟のままになる「不良硬化」をおこしてしまったり、塗りムラがでやすくなります。無理に一度で仕上げようとせずに、薄く塗り重ねて、ムラなくキレイに仕上げましょう。
発色の良いメーカーを選べば、塗る回数を減らすことができます。カラージェルもベースジェルと同様、密着を高めるために完全硬化しない(表面がべた付く)仕様になっています。ネイルライトを当てた後でも少しベタベタしていますが、問題ありません。
トップジェルの正しい塗り方は?

最後にベースジェルやカラージェルと同じ要領でトップジェル塗って、ネイルライトで硬化し、最後にコットンにクリーナーを含ませて拭き取り(ワイプといいます)を行い、ツヤを出します。
拭き取りのコツはクリーナーをたっぷり染み込ませて一気に行うことです。ここで失敗するとツヤがなくなって曇ってしまい、今までの作業が台無しになります。慎重かつ大胆にやりましょう。
失敗のリスクを考えると、セルフの方には、拭き取りが不要の「ノンワイプタイプ」がおすすめです。このタイプであれば完全硬化(表面のベタベタが残らない)するので、ネイルライトで硬めるだけで、理想の「うるツヤネイル」に仕上がります。
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セルフジェルネイルをはじめるにはどうすれば良い?

セルフジェルネイルを始める際に、ジェルネイルに必要なアイテムをバラバラに買い集めるのは大変です。そこで人気なのが「セルフ用のジェルネイルキット」です。各メーカーが自社のエントリー商品として販売しているので、ジェルネイルに必要な道具が通常価格よりお得に揃います。セルフジェルネイルを始めるのなら、まずはジェルネイルキットを購入しましょう。
たくさんのジェルネイルキットからどれを選べば良い?
とはいえ、いざ購入しようと思っても、たくさんのメーカーから販売されていて、選ぶのが大変です。なかには5,000円以下で手に入る格安品から20,000円くらいするものまであり「一体何がちがうのか?」「そもそもどうやって選べばいいのか?」「自分に合ったおすすめはどれか?」と疑問に思われる方が多いです。そこでここからは、知っておかないと損する「セルフジェルネイルキットを選ぶ7つの比較ポイント」を解説したいと思います。
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セルフジェルネイルキットを選ぶ7つの比較ポイントとは?

- 雑貨メーカーは選ばないのがベスト
- 高発色で塗りやすいカラージェルがうれしい
- ツヤ命なら、ノンワイプ&透明度の高いトップジェルを選ぶべき
- オフと爪へのダメージを考えるなら、削らないベースジェルがマスト
- 手頃なワット数でチップ型LEDライトが優秀
- 初心者こそポリッシュタイプよりジャータイプがおすすめ
- サポートはリアル店舗にいきましょう
ここからは7つの比較ポイントを更に詳しく解説します。メーカー比較の参考にして、自分にあったジェルネイルキットを選んでください。
1. 雑貨メーカーは選ばないのがベスト

ジェルネイルキットを選ぶ際に「モチは良いの?」「ツヤはどう?」「ライトはどれが良いの?」といったことを考えると思います。もちろん、これらも重要な比較ポイントで後ほど解説しますが、それらを比較する前に一番最初に確認しないといけないポイントは、「化粧品ジェル」か「雑貨品ジェル」かを確認することです。
特に1,000円以下の格安ジェルは雑貨品ジェルが多いので要注意です。化粧品認可を受けて販売されている商品には必ず『爪化粧料』と記載されています。商品のどこを探しても『爪化粧料』の記載がない場合は雑貨品です。
●化粧品と雑貨品の違いはなに?
化粧品として販売登録するためには「製造許可を持つメーカーが、化粧品基準を満たした(認可された)原料を使用し、全成分を表記して販売すること」が必要です。一方、雑貨品ジェルは人体に使うことを前提としたものではないため、「どこで」「何を原料に使って」「何が入っているか」が不明な商品です。いうなれば、成分が不明な樹脂を自分の体に塗っているようなもので、アレルギーなどの皮膚トラブルにつながる可能性が高くなります。
セルフでジェルネイルを楽しむのであれば、最低でも化粧品として認可を受けた商品を使って安全に楽しみましょう。実績のあるメーカーで少なくとも1,000円以上のジェルを選ぶのが無難です。
2. 高発色で塗りやすいカラージェルがうれしい

「せっかく塗ったのに、キレイに仕上がらない」というのがセルフジェルネイル初心者の多くの方が持つ悩みです。特に全くはじめての方は、きれいにカラージェルが塗れなくてムラができ、セルフネイルに挫折される方が多いです。もちろんキレイに塗るコツや技術の習得も必要ですが、まずは技術よりも「カラージェルの品質にこだわる」ことが重要です。
●発色が良いと失敗しらず、しかもコスパまで良くなります
発色の良いジェルは1~2度塗りで仕上がります。一方、発色の悪いジェルの場合3~4度塗りしないと思ったとおりのカラーに仕上がりません。1~2度塗りで済むということは、単純に塗る回数が少なくなり、その分ミスする機会が少なくなります。あわせて作業時間も短くなるので、集中しやすく塗りミスも少なくなります。
また、塗る回数が少ないということは、使用するジェルの量が少ないとも言えます。高品質のジェルは高価なためついつい格安ジェルに手が伸びがちですが、実は高品質ジェルのほうが1回あたりのジェルの使用量が少ない分、コスパが良いといえるでしょう。
●テクスチャーで塗りやすさが決まります
塗りやすさを支えるのが、ジェルのテクスチャー(粘度)です。発色の良いジェルであってもテクスチャーが硬すぎると筆の跡がついてデコボコした仕上がりになりますし、逆にやわらかすぎると爪の外まで垂れて、はみ出しの原因になります。適度な硬さでセルフレベリング(塗った後、ジェルが自然と滑らかになる機能)の良いジェルを選びましょう。
特に、セルフジェルネイル初心者のうちは、統一されたテクスチャー(粘度)のジェルを使うことがおすすめです。カラーによりテクスチャー(粘度)がバラバラだとキレイに塗るコツをつかみ難くなります。1,000円以下の安価なジェルや、海外製、大容量のものは、発色が悪かったりテクスチャー(粘度)が扱いにくく、カラーによってバラバラなものが多いです。どのカラーを選んでも塗りやすい統一されたテクスチャー(粘度)の、国産ジェルメーカーを選びましょう。カラーをキレイに塗るコツも習得しやすくなりますよ。
3. ツヤ命ならノンワイプ&透明度の高いトップジェルを選ぶべき

トップジェルに求めるのはなんといっても輝くようなツヤの良さです。キレイな「うるツヤ」ジェルネイルに仕上げるための、トップジェル選びのポイントは断然「ノンワイプ」と「透明度」です。
●ツヤを消さない、ノンワイプタイプを選びましょう
トップジェルには、未硬化ジェルの拭き取り(ワイプ)作業が必要なワイプタイプと、未硬化ジェルの拭き取りをする必要のない完全硬化のノンワイプタイプがあります。きれいに拭き取り(ワイプ)を行うのは、プロでも緊張するほど、意外と難しい作業です。失敗するとツヤがなくなったり、最悪デザインが滲んでしまったりします。特に初心者は失敗しやすく「セルフジェルネイルだとツヤがいまいち・・」という方は、この拭き取り(ワイプ)が上手くできていない可能性があります。
一方、ノンワイプタイプのトップジェルなら、未硬化ジェルが出ないので拭き取り(ワイプ)なし。シンプルに、ライトを当てて硬化するだけなので、失敗はありません。しかも拭き取り(ワイプ)に必要な溶剤やスポンジなどの道具が必要なくなり、工程も省けるため時短になります。誰でもきれいに簡単にできる「ノンワイプタイプ」のトップジェルをおすすめします。
●究極のツヤを求めるなら、トップジェルの透明度にこだわって
トップジェルはどれも透明だと思っていませんか?実はよく見ると黄ばみがあったり、少し青みがかっていたりします。このようなトップジェルは、無色透明のトップジェルに比べて、ツヤや輝きが悪くなりますし、特にホワイト系の色は若干くすんだ色味になってしまいます。
私の経験上、無色透明のトップジェルのメーカーは少ない印象。雑貨メーカーや海外製の格安メーカーはもちろん、国産メーカーでも黄ばみや青みがかったトップジェルで、透明度が低いが存在します。特にノンワイプタイプで無色透明は国産でもほとんどありませんでした。ツヤはジェルネイルの醍醐味なので、ぜひクリア感の高い無色透明のトップジェルにこだわりましょう。
4. オフと爪への優しさを考えるなら、削らないベースジェルがマスト

「せっかくジェルネイルをやるなら長持ちさせたい」そこでモチのいいベースジェルはどれだろう?と探される方が多いのではないでしょうか?ベースジェルは直接自爪に塗るものです。モチだけでなく、爪への負担が少ないベースジェルを選ぶことが重要です。
●爪を削らないノンサンディングタイプがおすすめ
サンディング(爪を削る)工程が必要なジェルは、爪に傷をつけて、その傷口にジェルを浸透させて密着する仕組みですので比較的長持ちしやすいものが多いですが、施術のたびに爪を削る上、オフの際にも爪の中まで入り込んだジェルを溶かさないといけませんので、爪が傷んだり薄くなったりしがちです。
きちんとサロンに行っているのに、ジェルネイルをしていたら爪がペラペラになってしまったなんて聞いたことありませんか?プロのネイリストにしてもらっていても、サンディングは爪を痛めてしまう方や、ペラペラの薄い爪になる方が多くいます。ましてやセルフジェルネイルですと、やはり素人ですので必要以上に爪を削ってしまうことがあり、そうするとすぐに爪が薄くなってしまいます。そのため継続してジェルネイルを楽しむのが難しくなってしまいます。その点、ノンサンディングジェルなら爪を削らなくていいので、セルフジェルネイルでも爪を痛めるリスクを低減できます。
●削らなくても密着する仕組みとは?オフがしやすい秘密も削りにあり
ノンサンディングでも、爪に密着する理由は『ファンデルワールス力』という理論を使った密着方式にあります。簡単に説明すると、爪の水分に含まれる水素の電子とジェルの成分の電子が磁石のように引き合う力で密着させる方式になります。この方式を使うことで、爪を傷つけたり溶かしたりして、爪の内部にまでジェルを入り込ませる必要がなく、爪の表面だけにジェルが密着させることができます。
また、爪の水分の反応して密着するので、家事などで水に触れる機会の多い方でもモチが良いです。オフをするときには、爪表面のジェルを溶かすだけで済むので、アセトンに浸す時間も短縮できます。結果的にオフの面でも爪に優しいジェルになります。「ジェルネイルを楽しみたいけど爪を痛めたくない」という方は、ノンサンディングのベースジェルを選びましょう。
5. 手頃なワット数のチップ型LEDライトが優秀

ジェルネイルに欠かせないのがジェルネイルを硬化するためのライト。UVライトやLEDライト、いろんなワット(W)数のライトがあり、初めて購入する方は、「UVとLEDは何が違うの?」「W数はどれがいいの?」と迷ってしまうと思います。結論から言うとおすすめは「6〜8Wくらいのチップ型LEDライト」です。おすすめ理由を「ライトの種類」と「ワット(W)数」の2つの観点から説明します。
●UVライトは性能もコスパも悪い
ジェルネイル用ライトの種類は、大きく分けると「UVライト」と「LEDライト」の2種類です。UVライトは、LEDライトに比べて本体価格が圧倒的に安いところが利点ですが、実はまったくおすすめできません。
メーカーにより硬化時間は変わりますが、LEDライトでは10~15秒で硬化するジェルがUVライトなら2〜3分かかり性能が大幅に劣る上、UVライトはLEDライトに比べて消費電力(ワット数)が高く、さらに硬化に必要な時間が長い分、電気代が高くなります。
ランプ自体の寿命も短く、使っているうちに劣化してパワーダウンしていきますのでライトの交換が必要になります。いくら本体価格が安くても、電気代やライトの取替にかかる費用を考えると、非常にコスパが悪いため、購入するのであれば、間違いなくLEDライトを選んだほうが良いでしょう。
●チップ型LEDのほうが断然おすすめな理由
LEDライトには「砲弾型」と「チップ型」の2種類があります。「砲弾型LEDライト」は「エポキシ樹脂」を素材としたLEDライトで、耐熱性・紫外線に弱く、3ヶ月ほどで表面が変色し劣化します。連続512時間で約30%パワーが低下するという実験結果もあります。一方で「チップ型LEDライト」は「シリコン樹脂」を素材にしており、こちらは耐熱性・紫外線に強く、連続5万時間使用可能と劣化しにくいのが特徴です。
照射角度の面でも砲弾型ライトよりチップ型ライトのほうがジェルネイル用ライトとして高性能になります。チップ型LEDは照射角度が140度と広く、ムラなく爪に照射できますが、砲弾型のLEDライトは40~60度と照射角度が狭いため、爪のサイドまで照射することが難しく、硬化ムラを起こしやすいので注意が必要です。セルフであれば間違いなく「チップ型LED」のネイルライトを選ぶことをおすすめします。
●ワット(W)数が高いネイルライトについて
ワット(W)数が高いことを売りにしているジェルネイルライトは多く、一般的にワット(W)数が高ければ高いほど良いと思われがちです。しかし実はセルフネイラーにとってワット(W)数が高いライトが必ずしも良いとは言えません。
実は6Wのライトでも16Wでもジェルの硬化時間はほとんど変わりません。硬化にかかる時間はそれぞれのジェルの商品設計によるところが多きく、6Wのライトで10秒で硬化するジェルネイルキットも、16Wで30秒かかるジェルネイルキットもあります。例えば6W10秒硬化のジェルネイルキットがあるとして、そのジェルに16Wのライトを使えば5秒で硬化するかといえばそういうわけでもありません。スピード硬化にこだわるならライトの性能よりもジェルの性能に注目しましょう!
●セルフジェルネイルに必要な「適度なワット(W)数」はどのくらい?
先述の通り、W数を大きくしても硬化時間が大幅に短縮されることはなく、せいぜい数秒の差があるくらいです。1秒でも施術時間を短縮したい高回転のサロンでは使用するメリットがあるかもしれません。しかしセルフネイルでは逆にデメリットも。ワット(W)数が高いと消費電力が多くなりますし、本体サイズも大きくなります。
ですので、セルフジェルネイルを始めるときは、コンパクトかつ高性能の「6〜8ワット(W)のチップ型置型LEDライト」がおすすめになります。6Wより小さいライトですと片手同時照射やフットネイルに使いにくいサイズになりますし、それ以上ですと消費電力やライトのサイズが大きくなります。片手同時照射やフットネイルへの使用ができ、省エネ省スペースの6W〜8Wサイズのライトがおすすめです。
●ライトの保証期間も忘れずチェックして!
ジェルネイル用ライトは電化製品でもありますので保証期間も重要なポイントです。保証期間のないライトもありますし、あっても3ヶ月など短い期間しかないライトも多いので忘れずチェックしましょう。低価格のジェルネイルキットは保証期間が短いものが多いので特に注意。少なくとも6ヶ月、できれば1年以上の保証があれば安心ですね♡6. 初心者こそポリッシュタイプよりもジャータイプがおすすめ

ジェルネイルを始める時に悩ましいのが「ポリッシュタイプ」と「ジャー(コンテナともいいます)タイプ」の選び方です。たいていは、使い慣れたマニキュアに似ている「ポリッシュタイプ」を選ぶ方が多いのではないでしょうか?実は初心者こそジェルネイルは「ジャータイプ」がおすすめです。
●圧倒的に塗りやすい「ジャータイプ」のジェル
一般的に、マニキュアよりもジェルネイルのほうがテクスチャー(粘度)が高くなります。わかりやすく言うと、マニキュアのほうがサラサラ、ジェルネイルのほうがねっとりとしています。通常「ポリッシュタイプ」のハケ(ブラシ)は中に入っているジェルネイルのテクスチャー(粘度)に負けないように、しなりが強く設計されています。そうしないとハケが曲がってしまうからです。この結果、固くて非常に塗りにくいハケ(ブラシ)でジェルを塗ることになります。
もちろんメーカーによってはジェルネイルのテクスチャー(粘度)をサラサラにすることで、ハケ(ブラシ)を柔らかいものに変え、塗りやすくしているところもあります。この場合はハケは大丈夫なのですが、今度はカラーがサラサラ過ぎて、塗りにくいという現象が起こってしまいます。
一方、ジャータイプではハケ(ブラシ)を気にせずジェルのテクスチャー(粘度)を設計することができます。ユーザーも規定のブラシだけではなく、自分にあった使いやすいハケ(ブラシ)を選ぶことができます。見た目では、なんとなく使い慣れたマニキュア風の「ポリッシュタイプ」が良さそうですが、中身の成分の特徴を考えると「ジャータイプ」が使いやすくておすすめです。
●ブラシを変えるだけで単色もアートも両方カバー
ポリッシュタイプでは、ハケ(ブラシ)が一定のため、単色以外のアートには向いていません。一方「ジャータイプ」では自分のやりたいネイルアートにあわせて自由に筆をかえることができます。フレンチやグラデーションなど簡単なアートに少しでも挑戦したい方は「ジャータイプ」で揃えておくと良いと思います。
7. サポートはリアル店舗にいきましょう

せっかくジェルネイルキットを買ったのに使い方がわからずやめてしまった・・。そんなセルフジェルネイル挫折経験のある方も少なくないでしょう。料理と同じで、レシピ(説明書)通りに作ってもなかなか上手くいかないことがあると思います。そんな時こそ重要なのがメーカーサポートです。
●わからないからこそ直接レクチャーが大切
メールや電話、YouTube動画など、セルフジェルネイルのネイルのHowToは世の中にたくさんあります。でも自分にあった細やかなアドバイスがほしいときは、やはり直接レクチャーを受けるのが一番確実です。数は限られますが、メーカーによっては、無料のワークショップや有料のセミナーを行っていることがあります。またリアル店舗があるメーカーも店員さんに直接やり方を聞くことができるのでおすすめです。ぜひ活用してみてください。
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