バラエティショップやSNS上で見る機会が増えた「ジェルネイルシール」。爪に貼るだけで、ぷっくりとしたジェルネイル風の仕上がりになるという手軽さから、ネイルを楽しむ人からの需要が高まっています。その中から今回は、韓国発の4ブランドを使い比べていきたいと思います。
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「ジェルネイルシール」と「ネイルシール」はどう違う?
話題の「ジェルネイルシール」と従来の「ネイルシール」の大きな違いは、爪にシールを貼ったあとに「硬化」するかどうかという点。
これまでのネイルシールは、爪に貼ったら完成というのが主流でした。それに対してジェルネイルシールは、ジェルが半分硬化された状態でシールになっているため、貼ったあとに再度しっかりと硬化させて爪の上で完全に固めます。
シール自体は半分しか硬化されていないので、貼るときに柔軟性があり、爪にもしっかりとフィットするのが特徴。また、ジェルネイルシールはネイルポリッシュよりもモチが良いともいわれています。
DASHING DIVA (ダッシングディバ)のジェルネイルシールのいい点・悪い点は?
「DASHING DIVA」は、NYに本店を持つネイルサロン。ネイルチップやネイルシールなどのグッズも多く販売しており、今回ご紹介するセミキュアジェルネイルシール「glaze」の日本販売は、今年2月にスタート。単色カラー99種にトレンドカラー23種以上と、デザインのバリエーションが豊富です。
通常価格 | 税込1,320円〜1,870円 ※LEDジェルランプ=1,870円 |
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送料 | 360円〜 ※税込3,980円以上で無料(DASHING DIVA公式サイト) |
デザイン | 単色カラーの種類が豊富。トレンドデザインも充実 |
シール枚数 | 34枚 |
付属品 | 説明書、シール、プレップパッド2枚、ウッドスティック、ファイル |
販売場所 | 公式サイト・楽天市場・Amazon・バラエティショップ |
推奨 使用期間 |
5〜7日 |
モチの 検証結果 |
4〜7日 |
楽天市場で購入すると、翌日に商品が到着。貼り方やオフの説明書が同封されていますので、説明書どおりに使用してみました。
シールは今回比較した4ブランドのなかで比較すると厚みがある方です。シールに厚みがある分、シールの柔軟性がなく、長さが足りなくても伸ばすことはできません。そのため、どうしてもサイドの幅が足りない部分が出てしまいます。
また、きちんと密着させてから硬化しないと一部が浮いたまま固まってしまうため、1本ずつ貼って硬化するのが良さそう。
仕上がりのツヤ感は◎。ただ、厚みがある割に自爪の凹凸感が表面に出ていたので、この点はマイナスです。自爪とシールの段差も結構気になるレベル・・。
DASHING DIVAは、つけてから4日後に2本くらい浮き始め、髪の引っ掛かりが気になるように。7日後には先端が欠けてしまったためオフをしました。
オフ自体は簡単に取ることはできたのですが、全体的に自爪が少し剥がれてしまったので、頻繁に使うと爪が薄くなりそう・・。ゆっくり慎重にオフしたほうがいいのはもちろんですが、使用後は少し爪を休めるほうが良いかもしれません。
■良いと感じたポイント
・単色カラーの種類の豊富さ
・商品の発送〜到着がスピーディー
・シールの枚数が多めなので、さまざまな爪のサイズに対応
・厚みや強度がしっかりめ
■イマイチと感じたポイント
・シールの柔軟性がなく、幅が足りないことが多い
・自爪の凹凸が表面に出る
・自爪とシールの段差が気になる
・爪の上にのっている感あり
Ohora(オホーラ)のジェルネイルシールのいい点・悪い点は?
「Ohora」は、韓国で累計600万個を販売した実績を持つジェルネイルシールブランド。紗栄子さんを起用したテレビCMなどでご存知の方も多いのでは?
Ohoraジェルネイルシールは独自の技術が使われており、実際の液状ジェルネイル100%のうち約60%だけを硬化しており、一枚のフィルムシールはベースジェル・カラージェル・トップジェルがレイヤーに分かれて入った3層構造で作られているそうです。
通常価格 | 税込1,330円〜2.080円 ※硬化用ネイルランプ=1,880円 |
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送料 | 500円 ※6,000円以上で送料無料(Ohora公式サイト) |
デザイン | シンプル系やふんわり系のデザインが多め |
シール枚数 | 30枚 |
付属品 | 説明書、シール、プレップパッド2枚、ウッドスティック、ファイル |
販売場所 | 公式サイト・楽天市場・Amazon・バラエティショップ |
推奨 使用期間 |
記載なし |
モチの 検証結果 |
1週間(トップジェルあり) |
6月に登場した日本公式ECサイトのデザインを見ると、シンプル系やふんわり系が多い印象です。シールが柔らかく、長さが足りない場合には伸ばしてサイズを調節することができます。
本物のジェルネイルほどの厚みはありませんが、ジェルネイル感はあります。シールの貼り方やオフの仕方は、同封されている写真付きの説明書を見ながら行うと簡単にできます。
トップジェルを塗るとモチが良くなるということなのでohoraのトップジェルも塗布して検証。 結果、1週間でサイドが浮き始め、髪の引っ掛かりが気になりはじめました。
シールだけでもしっかりとツヤ感は感じられましたが、トップジェルをつけたほうがツヤ感と厚みは格段にUPしたのでトップジェルを併用することをオススメします。
■良いと感じたポイント
・シールに柔軟性があり、長さが足りない場合は伸ばして調節することができる
・爪に馴染みやすい
・程よい厚み
・ツヤ感あり
■イマイチと感じたポイント
・硬化後のトップジェルが硬く、オフのときに自爪を損傷しやすい
・オフの後、爪にベタつきが少し残った(エタノールで除去)
・トップジェルを塗ったが、1週間で髪が引っかかりはじめ、思ったよりもモチが短い
ZINIPIN(ジニピン)のジェルネイルシールのいい点・悪い点は?
「ZINIPIN」は今回比較した4ブランドの中で、圧倒的にデザイン性が高く感じました。大人っぽくてオシャレなデザインが中心で、シンプル系〜パーツ系などトレンドを抑えたものが揃っています。
他のジェルネイルシールと比べると価格は少し高めですが、数百円程度の違いですので、多くのデザインから自分好みのものが選べるなら個人的には全然ありだと思います。
枚数はデザインによって違い、24枚もしくは36枚入りです。
通常価格 | 税込1,660円〜2,560円 ※ポケットジェルネイルライト=960円 |
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送料 | 450円 ※5,000円以上で無料(ZINIPIN公式サイト) |
デザイン | 大人っぽくオシャレ感のあるデザイン。日本のトレンドを抑えたカラーやデザインが多く、4ブランドで最もデザイン数が豊富 |
シール枚数 | 24枚/36枚 |
付属品 | 説明書、シール、プレップパッド2枚、ウッドスティック、ファイル |
販売場所 | 公式サイト・楽天市場・Amazon |
推奨 使用期間 |
約2週間 |
モチの 検証結果 |
4〜9日 |
ZINIPINにも説明書が同封されており、貼り付けは簡単。今回比較したブランドの中で最もジェルネイルに近い厚みで、強度やツヤ感も申し分ありません。
爪に馴染むようにシールの中心が厚く、端は薄めに作られているのでフィット感も◎。厚みがあるので、根元の段差が気になるかと心配でしたが、この点も全く問題ありませんでした。
ただ、これはシール全てに言えることかもしれませんが、単色デザインはシールと自爪の境目がくっきりと目立つので、アートのデザインがあるほうが気にならなさそう。もしくは、透け感があるデザインのほうがくっきり感は目立ちにくい気がします。
貼り付けてから4日後、少し根元が浮きかけている感じはありましたが特に問題はなし。6日目に人差し指の先端が少し欠け始め、8日目に手先を少し使う作業をしたこともあり、大きく欠けてしまいました・・。
■良いと感じたポイント
・デザイン性が高い
・ジェルネイルに近い厚み・ツヤ感・強度
・爪に馴染みやすい
・厚みはあるが、ちょうどよい柔らかさでシールが貼りやすい
・仕上がりの違和感なし
■イマイチと感じたポイント
・他ブランドより価格が少し高め
・枚数が少ないデザインは爪に合うサイズ選びが大変
・オフのとき、シールが固くて隙間を作りにくい
GELATO FACTORY(ジェラートファクトリー)のジェルネイルシールのいい点・悪い点は?
「GELATO FACTORY」の人気のあったネイルシール「パーフェクト フィット」が新しくジェルネイルシールにバージョンアップし再登場したのが「ゼリーミックス」シリーズ。まだ販売開始したばかりだからか、オフィス系ワンカラーとカラフルデザインの2パターンのみと、デザイン数は少なめ。
通常価格 | 税込1,290円 ※LEDジェルランプ=1,900円 |
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送料 | 600円 ※5,000円以上で送料無料 |
デザイン | オフィス系単色4種とカラフルデザインの2パターン |
シール枚数 | 32枚 |
付属品 | 説明書、シール、プレップパッド2枚、ウッドスティック、ファイル |
販売場所 | 公式サイト・楽天市場・Amazon・バラエティショップ |
推奨 使用期間 |
1週間以内 |
モチの 検証結果 |
1日 |
ほかのブランド同様に説明書を見ながら簡単につけることができます。GELATO FACTORYは、今回比較した中で最もシールの厚みが薄く、伸縮性があるため爪への合わせやすさは今回比較した4ブランドの中で1番でした。
ただ薄いぶん、シールにキズがつきやすいので、触るときには気をつける必要があります。爪の凹凸も表面に出てしまうので、この点も残念かも。
GELATO FACTORYは元々1週間以内の使用を推奨していますが、付けた当日に少し根元が浮き始めてしまうという結果に・・。
夜に髪を洗っていると、気づいたら小指のネイルが取れてしまっていました。翌日には薬指も剥がれ、浮きもかなり気になるように。ツヤ感も貼った直後と比べて結構曇っていました。
正直、モチや仕上がり、貼る手間を考えるとそんなにコスパは良くないな、、という印象。オフに関しては爪を損傷すること無く、一番簡単にオフすることができました。
■良いと感じたポイント
・価格が安い
・シールが薄いので、自爪との段差は気にならない
・シールに柔軟性があり、爪に沿わせやすい
■イマイチと感じたポイント
・デザインの種類が少ない
・「ジェルネイル」というには厚みが足りない
・時間が経つとツヤ感がなくなる
・自爪の凹凸が目立つ
・持ちが悪い(検証では1日で剥がれた)
4ブランドを使ってみた感想
今回はSNS上でよく見かける韓国発のジェルネイルシール4ブランドを比較してみました。
シールの厚みは ZINIPIN > DASHINGDIVA > Ohora > GELATO FACTORY の順でした。シールの厚みやツヤなど総合的に見て本物のジェルネイルに一番近い仕上がりなのはZINIPINだと思いました。
貼りやすさなどはブランドによって多少違いはあるものの、やり方はほぼ同じ。
モチに関しても、GELATO FACTORYは1日でしたが、他のものはそこまで大きな差はなかったように思います。Ohoraに関してはトップジェルを塗りましたが、ほかのものも塗ったほうが確実にモチはUPするはず。
個人的には、デザインが凝ったものや爪に馴染むものをつけたいのと、仕上がりや強度なども含めて「ZINIPIN」が好きでした。価格は少し高めですが、セールをよくやっているようなので、そのタイミングを見て購入するとお得にGETできそうです。
ぜひジェルネイルシール選びの参考にしてみてくださいね!